総合評価 |
4.5 of 5 |
コストパフォーマンス |
3 of 5 |
優れて いる点 | ||||||||||
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重量 強度・耐久性 弾性(乗り心地) ルックス |
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劣って いる点 | ||||||||||
値段 長さのバリエーション 国内入手困難 |
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性能等 が類似しているモデル | ||||||||||
総合レ ビュー | ||||||||||
2005年12月 ホイール周りの究極の軽量化手段として知る人ぞ知るのがこのチタンスポーク。幾つか限られたメーカーのみが手がけ、中でも決定版がこのMARWI製(とい うか他社がお粗末)。他メーカーOEMの供給もほぼこのメーカーが行っているとのこと。MTB XCレーサーのみならず、BMXプロファイルレーシングチームにも供給される等、その汎用的ポテンシャルの高さが伺える。国内でも何人かのBMXストリー トライダーが実証している。 通常のスポークの10倍以上(\525/本)という超高価。26インチMTBの場合、#14プレーンのスポークで組むのに比べ前後で200g軽くなる。こ れは総重量的にもかなり大きなアドバンテージであるが、場所がホイール周り(バネ下)ということで漕ぎ出しの軽さ、回転系振り回しの軽さなどに明らかな効 果を見せる。乗り心地も柔らかくなり体に優しい。ルックスは中心から金色→紫色にグラデーションしていく独特に美しいもの。 大方の予想に反して、その弾性と相まって強度はかなり高い。組み直しにも強く、しっかりと組めば半永久的に使えるのではないか。その組み方に少しノウハウ が要る。弾性がある ためある程度以上はテンションが上がる感覚がなくなるので上げ過ぎがちになる。するとさすがのチタンでも強い横衝撃等で切れる(実験済み)。弱いリムだと リム変形によるストレスに耐えきれない場合もあり、基本的には強いリムと併用しテンショ ンをやや強め、もしくは通常レベル程度に押さえるのが良い(弾性による特質以外はどんなスポークにも言えることではある)。ねじ山にはプレップではなくス レッドコンパウンド(付属)を塗る。 基本的にスポークカッティングマシンで任意の長さにしなければならなず、自分のベストのハブ&リム&組み方を見つけてからでないと無駄になりかねないとい う冒険的な選択。国内の流通量は少なく、また海外モノを含め通販による扱いがほぼ皆無でありながら、一度使うとその大きな魅力に虜になること請け合い、 というウルトラマニアックな逸品である。 |