・DTM環境
シーケンサー |
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音源モジュール or サンプラー |
Roland JD-990 KORG M1R EX YAMAHA MU90 Roland SC-88 |
シンセサイザー orMIDIキーボード |
YAMAHA CBX-K2 |
ミキサー | Boss MX-10 |
データ入力形式 | リアルタイム、ステップ |
1999年2月
・DTM(Desk Top Music)とは?
パソコンを使って、実際に楽器を演奏することなく(演奏して行う方法 ももちろんある)、一人でオーケストレーションや、バンド形態の音楽等を机上で再現することを指す。この呼び名(DTM)は、おそらく楽器会社ローランド の造語だと思うのだが、実際こういった行為を指す的確な言葉がないので、私はこれを使っている。私は、辛うじてピアノとトランペットの経験があるが、決し て上手くはなく、おまけに練習もここ何年もしていないので(ペットは持ってないし、ピアノは売っぱらった)、DTMは「楽器はできないけど、音楽を聴くだ けじゃイヤ!」という私に最適なのである。
一口にDTMと言っても、色々とアプローチの方法があり、私の場合 MIDI(電子楽器の規格)音源を買い足すという最もポピュラーな方法をとっている。そのほかの方法としては、楽器に相当するものが不要なMODファイル 形式でのDTMがある。MIDIを使った場合でも、PCM(WAVファイル)に自分のボーカルを吹き込んで、MIDIと同期させると言ったことが、現在は 比較的手軽に可能となっている。
実際一つの楽曲を作り上げるためには、シーケンスソフト(ミュージッ クツール)を介して、楽器を操る(MIDIの場合)。そのためには、音程や音長、音の強弱等のデータを何らかの方法で入力することが必要。データ入力形式 には、ポピュラーなものとして以下に挙げる三つがある。まず一つ目は、MIDIキーボードやMIDIギターで実際に演奏したものを、録音す る要領でデータ化する方法。これは、リアルタイム・レコーディングと呼ばれる。二つ目は、マウスやキーボード(PCの)で譜面に音符を並べていく方法で入 力する方法。三つ目は、ステップ入力という、音階と音長・強弱のデータを一つ一つ入力していく方法。さらにマイナーな方法として、ステップ入力をさらにわ かりにくくしたMML(MusicMacroLanguage)方式という入力方法もある。昔ゲーム制作に良く用いられた手法で、シーケンスソフトの類は 必要なく、音源ドライバに直接データを送り込むので、ある意味手軽と言える。微妙な人間くささといったものを表現するのには不向きだが、データ入力が格段 に素早く行えるのが長所。例えば、テキストエディタ(「メモ帳」等)で、チャンネル1にアサインしたトラックに「CDEF」と入力したものを実行すれば、 「ドレミファ」と鳴る。
因みに、私は時代に取り残され、いまだMML方式を用いている。
父の仕事の関係上保育園ぐらいからパソコンが身近にあったので、 DTMの真似事は結構昔からやっている。小学校4年のとき当時使っていたX1turboというパソコンにFM音源ボードをつけたころから、付属の譜面入力 ツールでピアノ譜を打ち込んで友達に聴かせたり、雑誌掲載の投稿データ(MML)を打ち込んだりしていた。耳コピらしきことを初めてしたのは中学に入るぐらいだったか。当時好きで見ていた刑 事モノTVドラマ「刑事貴族」のサントラが好きで、これを何とか再現したいと思っていた。これは、発売されたサントラCDには主題歌とエンディングの曲と イメージソング数曲しか入っておらず、お目当てのBGMは一切入っていなかった。そのため、ビデオに録った本編で曲が流れるところをカセットに落としてコ ピろうとしたためひどく厄介だった。台詞が邪魔だったり無理やり曲が短縮されたり。
その後、中学半ばになって、パソコンそのものに向かうこともまれになり、DTMもし なくなる。その情熱モドキが再燃したのは1997年の浪人生活中。翌年のセンター試験直前になって、昔とてもとても憧れていたパソコンX68000を買い 込んでまたDTMも始めた。68使い始めて数ヶ月後SC-88を買って、ついにMIDIでDTMを始めた。まだまだMIDIは知らないことがたくさんあっ て、一曲作るごとに何かしら発見がある。今後、環境をWinに移行して入力もステップ&リアルタイムでやろうかなとちょっと思っているが、ステップ入力 さっぱり分からん。フリーのシーケンスソフトを試しに立ち上げてみたりするが、表があって黒い丸がいっぱいあって...。なんじゃこら〜?というわけで、 移行は当分先になりそうだ。68に愛着もある。
私がDTMで扱う題材は、主にゲーム、アニメ、ドラマ、平沢進・P- MODEL関係ぐらい。昔は、バンドの譜面を買って打ち込んだりもしたが。なんでこんなんばっかかというと、まず自分が気に入るものの多くがこういったも のであるということ。耳コピなんて、よっぽど好きな曲でないとやる気起きない。あとは、これらに共通しているのは、生楽器が少なく、打ち込みが多いこと。 これだと比較的やりやすい。特にゲーム音楽なんていうのは、音場感とか臨場感といったものは今のところほとんどなくて、とてもやりやすい。演奏とかに人間 味とか微妙なニュアンスとかが出ていると、コピりづらいし、再現も難しいのだ。シーケンスの問題もあるし、後は生楽器の音色の問題もある。ハードロックの ボーカル&ギターなんてホントに再現できない。こういった題材は、いつか自分が上達したらやりたいと思う。あと、上達といえば、音楽的な勉強をしなければならない。コードとか終止形とか今は さっぱり分かっていない。でもいつやるんだ?自分。いつかDTM熟練者になって、アレンジなんぞちょちょいのちょいで出来るようになりたいものだ。
*旧機材*