テレビ東京系「妄想ビーム」
1999.6.11(金) 深夜26:30から27:00放送分レポート
平沢&宮村

かねてからの噂通り、声優の宮村優子さんが司会をするTV番組「妄想ビーム」に、平沢氏 がゲストとして出演した。本欄は、その内容を文字に起こしたものである。平沢さんと宮村さんの対談の部分は、30分中だいたい7,8分と言ったところ。番 組の前半に5分、後半に残りの分を3,4分という構成だった。この番組は、宮村さんの番組なのだが、ゲストに司会をやらせて、宮村さんが毎回ゲストである というちょっと変わった形態をとってるので、平沢さんは司会ということになっている(笑)。

レポの読み方: 斜体文字は、テロップ化された発言。『 <>』で囲まれた部分は、ただテロップとして流れた情報。『 ()』で囲まれた部分は、私の補足。


*前半*


<部屋に優子> (対談コーナーの名前らしい。)
<協力:タイ料理 六本木バンタイ倶楽部> (対談の行われた場所のようだ。ライブハウスのようで、ドラムセット等がおいてある。)
平沢進(以下、平):「こんばんは。司会の平沢進です。」 (二人共、ドラム缶みたいな椅子の上に座っている。平沢さんはその上であぐらをかいている。)
<司会(ミュージシャン) 平沢 進> 
平:「えー、本日は、宮村優子さんをお迎えしております。」
宮村優子(以下、宮):「こんばんは。ゲストの宮村優子でーす。」
<ゲスト 宮村優子>
平:「で、えー...、最近どうなの?
宮:「あははは(笑)。」

宮:「一回病気でー、病気っていうか、疲労で、過労で倒れたことがあるんですけど、その 時も、どっちかっていうと肉体がしんどくて倒れたんじゃなくて、こう、先にもう精神的に参っちゃって、もうなんかあれもしなきゃこれもしなきゃとか、」
平:「ふん、ふん。」 (人の話を良く聞いている。)
宮:「あんなこんなでどんなこんなでバタッといっちゃったから、そうじゃなくて、なるべく精神 の配線を切って」
平:「ほうほう。」
宮:「ほんで、肉体がどこまで付いてこれるかっていう風に前向きに生きてるんです。最近。」
平:「・・・はい? ...はは(笑)、あのう...」(ボ ケ?)

(スタッフの笑い声。)

 
平:「仕事で・・・?」
宮:「ええ。一度、前倒れた事があったんですけど、」
平:「倒れた。うん。」 (「そういうことなのか」と納得している)
宮:「そん時は、こう、精神的に参って倒れちゃった。」

平:「精神を...省いて、省いたとすると、人体のみによってどのぐらい耐えられるもの なのか?(ということなの?)」
宮:「そうです。そうです。耐えられるものかなぁと。」
平:「あぁ、はぁはぁ。」 (あえいでいるのではなく、相づち。)
平:「で、どう?どうなの?」
宮:「これが結構、」
平:「耐えられる?」
宮:「耐えられてるんですよ。」

平:「だけど、良くないですよ、それ。」
宮:「あはは(笑)。良くないですか?」
平:「えぇ。あの、働きすぎるのは良くないですね。」
<肉体の限界に挑戦中>
宮:「なんか、働きすぎるのも良くないんですけど、どこまで働けるのかなっていう、一種の、こ う、自分の、挑戦と言うとがんばって居るみたいだからあれなんですけど、実験として見た場合、結構楽しめるなぁと。」
平:「そうですね。働いてると思うより、人体実験していると思う方が楽しいですよね。」
宮:「あはは(笑)。」

宮:「もうそろそろ血尿の一つや二つ出ろよと思うんですけど。」
平:「血尿?おほほ(笑)。」

---

宮:「ライブ、あの、見に行かせていただいたんですけど。」
平:「あ。恐縮です。お仕事中すいませんでした。本当に。」
宮:「いやもう、とんでもございません。すごい、かっこよかったです。」
平:「あ、そうですか。」
宮:「ああやって、あの、生のやつは、なんか久しぶりだったということですが・・・。」
平:「生というか、音楽しかやらないライブというのが五年ぶりで、なんか後ろめたい感じがしま すよね。」
<平沢進 Non Interactive>
宮:「あはは(笑)。」

平:「ミブリという、機械がありまして、体にセンサーを6個つけて、それによって音が出 て演奏するっていう。」
宮:「ミブリ・・・。」
平:「ええ。」
平:「で、あれも何をやってんだかわかんないとですね、ただ下手な踊りをしているようにしか見 えない。」
宮:「あっはは(笑)。」
平:「そういうむなしい...テクノロジーはむなしい ですね。」

平:「自分でライブやるじゃないですか。歌詞って覚えてるんですか?」
<歌詞談義>
宮:「覚えてないですねー。」
宮:「とりあえず、えーと、一夜漬けぐらいで、バーァッとやるんですけど、ゲネプロってやる じゃないですか本番前に。ゲネプロはボロボロで、やっぱり、ほとんど歌えなくて、音響さんとかみんな、『し−ーん』とヤバイ雰囲気になるんですけど、でも 一人で、『がんばります本番!よーし、テンションでGO!』とかいって、自分で盛り上がって本番行くんですけど、本番はお客さんも歌ってくれるし、自分も (歌詞が)分からなくなったら、『みんなもっとノッてー!』とか言っちゃって、一応やり続けて居るんですけど、」
平:「はぁはぁはぁ。なるほどねー。」
宮:「でも、もう何回も来てくれてるファンの娘とかは、『いい加減宮村さん、歌詞覚えてくださ い』とか言って。」

平:「そうですね。みんなもうノッてるって、振っちゃえば良いんですよね。でも、全部の 曲やるわけにはいかないですから。」
<↑歌詞はキチンと覚えましょう↓> (矢印の方向は二人に)

 
宮:「そうですね。」
平:「私も色々苦労しまして・・・、」

平:「2年ほど前にやったインタラクティブライブで、私が檻の中に入って歌ってたんです よ。このぐらいのちょうど一人入れるぐらいの、3メートルぐらいの檻ですね。檻の格子に、ずぅーっと(笑)。」

 
宮:「ミミナシホウイチの、お経のように(笑)。」
平:「そう(笑)。」

平:「ほんとは、こう、格子がこう(縦に二本)あって、だぶって両方でこう見ると、ここ に立体像で歌詞が結ばれるって言うのがあると素晴らしいですね。」
<特許申請中>
宮:「それはいいですね。素晴らしいですね(笑)。」

平:「まぁ、そういう装置を世界初、(であると)告知して・・・。」
<自慢> (『コーン』という効果音と同時に出現)

「世界初・・・」
宮:「あはは(笑)」
<後半につづく>


*後半*







平:「タイではニアミスしたような気配が。」
<タイ談義>
宮:「そうなんですよぉ。すごい、ニアミスで残念でした。」
平:「あれは(そのときが)、初めてですかタイは?」
宮:「タイ初めてでした。」
平:「どこに?」
宮:「最初プーケットで撮影して、そのあとはバンコクで。」

平:「プーケットで撮影・・・。どの辺で撮影しました?」
宮:「え?どの辺?どの辺なんでしょうね。 ?(笑)」
平:「だいたい海ですね。」
宮:「えぇ。周りが海(笑)。」

宮:「こう、何でもかんでも川に流してしまうところが凄いと思ったんですけど。」
<カルチャーショックを受けたらしい>
宮:「お皿を洗うのも、お風呂に入ってるのもみんな一緒(川で済ませる)で。」

---

平:「今週のマイブームとは?」 (司会者はいつも尋ねさせられることになっているらしい)
宮:「今週のマイブームはですねー、ファミレスに行ってわがままな注文をすることかなぁ。」
<ファミレスでわがまま>
宮:「セットで、ご飯とジュースを頼むと安くなるんだけど、それを、ご飯とか頼まないで、 ジュース二つ頼んだりとかして、ウェイトレスさんを困らすみたいな。なんか我が儘な人だなこの人。」
平:「あぁ。」
平:「それは段取りにないからできないだけで、って言うのがありますね。」
宮:「はい。そうですね。マニュアル通りじゃなくても良い事ってありますよね?」
平:「 ねっ(はぁと)。」
宮:「 ねっ(はぁと)。」

ねっ


概ね、こんなもん。短いもので、ほとんどしゃべっているのは宮村氏の方だったが(写るの も)、なかなか楽しめた。
 
 

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