<平沢進>
1999年2月![]()
1997年頃だったか、「剣風伝奇ベルセルク」と いう深夜TVシリーズを観た。以前、とある人物から原作漫画「ベルセルク」の評判は聞いており、折良くTVアニメ化されたので観始めたのである。その音楽 担当が、平沢進で あった。映像作品に於いて音楽はとても重要である。ベルセルクの音楽は、曲数 こそ少なかったが良好。特に「Gats」の、ヨーデルを思わせるような澄み切った歌声が非常に印象的だった。サントラの一楽曲の中で、これほど 堂々と歌が挿入されている(しかも歌っているのは本人)ケースは初めてだったので、「これはただものではない」と早くも氏のオーラを察知。
後日、近所の図書館で傑作「SimCity」を借りることができ た。奇しくも、「最初に出会ったアルバムが自分にとっての最良であり、且つオーバーオールでも良い」という、私が以前経験したU2のパターンと同様だっ た。ここからは、平沢街道まっしぐらである。
<平沢進の魅力>
1999年2月
これは、音楽性が優れているの一言。ときに美しく、ときに激しく。そしてそのいず れの場合も、氏の音楽にはクセになる「ノリ」がぷんぷんしているのだ。それを裏付けるのが、さまざまな面で言える独自性。まず、ヨーデルを思わせるような 透き通った歌声。声域も広い。
そして、この国の、と特定できるわけではないが、ある種民族的な旋律を、これに相対する ようなテクノ ロジーを駆使して紡ぎあげるサウンド。忘れてはならないのが、これまた独特な詞。おいそれとは理解できないけれど、様々な想像力を掻き立てる広がりのある 詞。わけのわからない詞を書く人は大勢いるが、氏の歌詞は、わけのわからなさが一貫していて、奇をてらった嫌味っぽさが感じられない。本人は、確固たる世 界観・信念に基づいて詞を作り出しているようだ。これらによって、私は、ほかの音楽を聴くときと違って、日頃刺激されていないつぼを刺激される快感を感じ る。確かに、ジャンル的に分類すると「テクノ・ポップ」なのだが、巷にあふれているものとは一味も二味も違った深みがある。
自分で何もかもやってしまうところもすごい。作詞、作曲はおろか、音作り、プログラミン グ、 ギター、鍵盤、ボーカル全てこなしてしまう。さらには、楽器まで発明してしまうし。しかも、氏の音楽には欠かせないコンピューターはマイナー中のマイナー 機種AMIGA。結構昔からコンピューターに親しんできた私も、名前や噂こそ知っていても触ったことはないし、実物を見たことさえまだない。このように、 さまざまな才能にあふれる平沢進の生い立ち・動向はとても気になるところである。
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「Interactive live show 『WORLD CELL』 」 中野サンプラザ |
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1999.4.13
「Live-Phnon渡橋する声軍」 渋谷OnAirEast |
1999.10.4 「音楽産業廃棄物〜P-MODEL OR DIE」 渋谷OnAirWest |
1999.10.5 「音楽産業廃棄物〜P-MODEL OR DIE」 渋谷OnAirWest |
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1999.11.6 「音楽産業廃棄物〜P-MODEL OR DIE」ツアーファイナル 「音楽産業廃棄物取扱技能者総決起集会」 渋谷OnAirEast |
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1999.12.26 「ヒラサワ縁日」 |
1999.5.4
ΔP集会 六本木エコーハウス |
1999.4.3
「Global Trotters」インストアイベント HMV South |
1999.9.23 「音楽産業廃棄物〜P-MODEL OR DIE」インストア タワーレコード新宿FLAGS |
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1999.10.17 「音楽産業廃棄物取扱説明集会」 秋葉原石丸電気ソフトワン |
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1999.6.11
「妄想ビーム」 |
1999.?.? 「妄想ビーム」 |